シンプリストと経済的自由

テレビで生活苦な人の収支を紹介しているのを目にすることがある。その支出の高さを見て驚くこともあるが、時間に追われる生活をしている時に、生活習慣を変えるというのはすごい努力がいるんだろうと思う。

シンプリストのライフスタイルを取り入れれば、収入を増やさなくても、生活への満足度は格段に改善されると思う。そしていつかは、夢の経済的自由を実現することもできる。

経済的自由とは

当サイト内では、経済的自由を「(勤め先に頼らず)自らで稼ぎ、自分の時間を管理できる状態」という意味で使用している。また、経済的不自由のないという言葉は「勤め先から必要な支出以上の収入を得ているが、自分の時間を管理できない状態」という意味で使用している。

記事投稿時点で、私たちは経済的不自由のない生活を送っている。そんな私たちが理想のシンプルライフの条件としている経済的自由(はじめにを参照)を手に入れるために、日々の生活で気をつけていることは下の2点。

  • 家計簿をつける
  • 生活の質を必要がない限りは上げない

家計簿

経済的自由を手にするためには、自らで稼ぐ収入が支出より多い必要がある。家計簿を使って収支(特に支出)を知ることで、経済的自由に必要な収入額を自分たちの実生活から把握している。

支出

家計簿をつける一番の利点は、必要な支出とそうでないものとの判断ができること。削ることができる支出が分かれば、生活費を減らすことができる。

私たちは支出を以下のカテゴリーに分けて管理し、必要かどうかの判断をしている。

  • 必要:家賃、光熱費、食費、日用品、年金
  • 不必要:その他

また、必要だと思われる支出の中にも、知識さえあれば安く済ませられるものも多くある。例えば、スマホも格安SIMについての知識があるだけで、通信費を大幅に減らすことができる。家計簿から支出先が分かれば、調べる事柄も自ずと分かる。

支出は自分でコントロールできる場面も多く、生活に必要な収入を知る元にもなるので、自分たちの支出の理解は必須。

収入

経済的自由を目指すために、私たちが収入に関して知る必要があるのは収入元と収入から生活費を引いた余剰資金

私たちの現状は収入元のほとんどが勤め先からの給料。しかし、経済的自由のためには、生活費を自分で稼ぐ必要がある。給料以外の収入額を知ることで、経済的自由までの道のりを知ることができる。

以前に「(借金の)金利は24時間365日休みなく、あなたを苦しめる」的な言葉を聞いたことがある。しかし、それは言い換えれば、「(自分が得る)利子も24時間365日休みなく、収入を確保してくれる」ということ。余剰資金があれば、会社に頼らずに収入を得られる可能性が広がる。

多くの人にとって、収入(特に給料)を自分でコントロールすることは難しい。コントロールできる部分を増やしていくことで、経済的自由に近づいていく。

生活の質

生活の質とは具体的に何だろうか。旅行の回数を増やすこと?食材をオーガニックに変えること?それとも広いアパートに引っ越すこと?

上記のどれもが生活の質を上げていると思うが、生活の質を上げるための支出が、必要支出かどうかによって、その後の家計への影響が大きく変わってくる。多くの人にとって、旅行の回数が減るより、狭いアパートに引っ越すことの方が苦痛だと思う。

私たちにとっての生活の質を上げないというのは、「必要な生活費に関わる部分での質を上げない」ということ。収入が増えれば、旅行の回数を増やしたり、一時的で生活に必要のない支出に関しては多少なりとも質を上げている。ただ貯金自体が目的になっては本末転倒なので、バランスをとって生活に必要な部分の質も上げている。

まとめ

家計簿をつけることによって、家計(特に支出)をシンプルにすることができる。必要な支出を知り、収入の中で生活することによって、生活の満足度は改善される。そして、ゆくゆくは経済的自由にも近づいていく。

私たちの生活にとってより大切なことに、時間もお金も費せるように家計簿は助けてくれる。