Google翻訳:辞書であり専属通訳

18歳の時、スーツケースにたくさんの荷物とカシオ製の電子辞書を詰めてアメリカに渡った。電子辞書は一時も手放せず、大学の授業についていくために何度も単語を調べた。しかし今では、そんな電子辞書もめっきりお払い箱で、もっぱらグーグル翻訳のアプリのみを使用している。

最初はインターネットに接続できる環境で、知らない英単語を調べる辞書のような簡単な使い方のみだった。しかし、旅行中インターネットが無い環境でフランス語やスペイン語が必要な場面がたくさんあった。もちろん言葉以外の意思疎通で乗り越えられる場面もたくさんあったが、少ない言葉でも通じ会えた時は感慨深いものがあった。

旅行を通して感じたGoogle翻訳の有益な機能についてまとめる。

Googleh翻訳の機能

  • オフライン
  • リアルタイム カメラ翻訳
  • 会話モード
  • 手書き入力

オフライン

国外に行く際には往々にしてインターネットへのアクセスを制限される。そんな時は事前にアプリ内で該当の言語をダウンロードしておくと、オフラインでも辞書としての機能を使うことができる。

旅行中にどうしても意思疎通が取れない場合、ダウンロードしておいたGoogle翻訳に助けを求めた。

リアルタイム カメラ翻訳

レストランのメニュー等たくさんの文字を読む必要がある時には、カメラを使用した翻訳機能が断然便利。通常では一文字づつ打ち込んで翻訳をかけるが、カメラで該当の箇所を写すだけで、自動で文字を認識して翻訳してくれる。

少しぶれると再度文字を認識し直したりするため、慣れるまで画面で文字が泳いでチラつくような感じになるが、慣れてしまえば文字を打ち込むよりも断然早い。手の中に翻訳家がいて、解読の手助けをしてくれている感じ。

会話モード

カメラ翻訳が文字の翻訳なら、こちらは会話の通訳。残念ながら、この機能を使うためには、インターネットに接続されている必要がある。そのため、国外に行く際にはなかなか使える機会が多くないかもしれない。しかし、インターネットさえ確保すれば、これ程までに便利な機能はない。

まだ普通の会話を完全に通訳することはできないので、一語一語はっきり発音しないといけなかったりはするが、それでも外国語が分からなくても、外国人の友達と談笑をするなんて未来がすぐそこまで来ている。

手書き入力

アルファベット以外の言語を検索する時に困ったとこはないだろうか。個人的には、中国語などの表意文字やアルファベット以外の表音文字の検索を諦めたことが何度もある。読み方やその文字独自のタイピングの仕方が分からなければ、以前まではお手上げだった。

しかし手書き入力のおかげで、指で文字を真似るだけで翻訳が可能になった。

まとめ

人や物を介さずに意思疎通を図るのが一番だというのは、今後も間違いなく変わらない。相手の言語を勉強することで、相手に関心を示すことができる。しかし、それも時間的や能力的に制限がある。その制限のために、コミュニケーションが取れないのは、残念なこと。

Google翻訳を上手く使うことで、言語の制限に囚われずにコミュニケーションの機会をより多く持つことができる。グーグル翻訳を通して、意思疎通の幅が広がり、実際に旅行中に多くの人とコミュニケーションが取れた。

次の海外旅行までに、Google翻訳をスマホにダウンロードして、使い方をマスターすることをオススメする。訪問国の言語での挨拶を覚えるのと同じぐらい、旅行をより一層楽しいものにしてくれるはず。