今までに買った音楽プレーヤーで一番買って良かったと思ったのが、第六世代のiPod nano。小柄なボディーにタッチパネルを搭載し、FMラジオと音楽を楽しむことができた。しかも裏面がクリップになっており、携帯性も抜群。
ワイヤレスイヤホンに関する投稿なのになぜ音楽プレーヤーなのかというと、BragiのDash Proがワイヤレスイヤホンであると同時に音楽プレーヤーでもあるから。Dash Proは第六世代のiPod nanoに続く、お気に入りの音楽プレーヤー。
Bragi Dash Pro
ドイツのミュンヘンにある企業Bragi社製のワイヤレスイヤホンDash Pro。ワイヤレスイヤホンと区分されているものの、独自のOSに内蔵ストレージまでがついているので、実質的にはイヤホン型音楽プレーヤー。主な機能は以下。
- 4GBストレージ内蔵
- 長時間バッテリー
- 防水
- 左右間の接続の安定性
- タッチインタフェース
- 外音取り込み可能
- アクティビティートラッカー
内蔵ストレージ
4GBの内部ストレージに約1,000曲の音楽を保存できる。またプレイリストも4つまで作れる。シャッフル再生も可。
長時間バッテリー
イヤホンは満充電で約5時間の音楽再生が可能。ケースは一回の充電で、イヤホンを最大5回充電できる。
防水
IPX7(水中への浸漬に対する保護)。1mの深さの水に30分つけても大丈夫な防水なので、水泳にも使用可。
接続の安定性
左右のイヤホン間の接続にはBluetoothではなく、NFMI技術(近距離磁気誘導)が使用されている。Bluetoothとは違い水に吸収されにくいため、水中でも接続が可能な上、耳に装着した状態から最短距離で左右のイヤホンを接続することができる。
タッチインターフェース
音楽の再生/停止や音量調節はもちろんのこと、プレイリストの選択、シャッフル、アクティビティトラッカーの設定まで、タッチのみで操作できる。慣れは必要だが、スマホを取り出す必要がなくなるのでラク。
外音取り込み
密閉型のイヤホンだが、マイクで外音を拾ってくれる。外での使用でも安心。
アクティビティトラッカー
ランニング、サイクリング、水泳を記録できる。トラッキングを自動で始める設定もあるが、意図しない時にトラッキングが始まることがあるので、自動は切っておいた方が使い勝手がいい。
必要な機能とDash Pro
完全ワイヤレスイヤホンが欲しいので、必要な機能を整理で完全ワイヤレスイヤホンに必要な機能をまとめた。
機能 | 必要機能 | Dash Pro |
---|---|---|
ノイズキャンセリング | 有 | 無 |
外音取り込み | 可 | 可 |
接続の安定性 | 安定 | 左右間の接続にNFMI技術 |
バッテリー | 15時間 | 30時間 |
防水 | IPX4 | IPX7 |
重さ | 軽い | 322g |
Dash Proはノイズキャンセリングが無いのと重すぎるのが欠点だが、それ以外は必要な機能を満たしている。上の機能とは別に、イヤホン単独で音楽が聴けるという利点は大きい。
まとめ
Bragi Dash Proにはノイズキャンセリング機能がなく、当初思い描いていた完全ワイヤレスイヤホンに必要な機能をすべて備えているわけではなかった。それでも、迷わずに購入したのはワイヤレスイヤホンというよりも音楽プレーヤーとして使えるから。
Dash Proのおかげで、自分でも思いもしなかった以下の利点を享受することができている。
- ジムでスマホを持たずに運動
- 音楽を聴きながら水泳
- 水泳の運動量を記録
- スマホのバッテリー節約
- スマホを取り出す頻度減
使用し始めて数ヶ月ほど経つが、スマホとの接続も比較的良好。ズボンの左ポケットにスマホと入れると接続が不安定になることもあるぐらい。バッテリーも私の使用量では、1週間に一度の充電で十分。
ケースの大きさと重さが気になるものの、全体的には大満足。小ぶりの軽いケースとノイズキャンセリングがつけば、間違いなく唯一無二のワイヤレスイヤホン。