洗面所の歯ブラシ。ぶら下げられたら、衛生的に管理できるのにと考えていた。その他にも、ドライヤーもぶら下げるためのスタンドがあればと探していた。しかし、なかなか良いアイテムを見つけられないでいた。
賃貸なので、壁に穴を開けることはできない。そんな時に出会ったのが、変幻自在なシリコンラバーSugru。
Sugruとは?
イギリス人の女性によって発案開発されて、2009年に製品化された粘土のように形を形成することができるシリコンゴム。
下の公式アカウントの動画を見た方が、イメージがしやすいと思う。英語がわからなくても、Sugruが多くの用途で役に立つのが分かる。
Sugruの性能
- 粘土のようにどのような形にもできる。
- 24時間で硬化する。硬化後もゴムのように弾力性がある。
- -50℃から180℃まで耐えられるので、屋内外問わず使え、高温になる器具にも使用できる。
- 接着性があるので、接着剤としても使用できる。
- 耐水性があるので、防水用途にも使用できる。
- 耐久性も強いので、屋外の厳しい環境にも使用できる。
- ゴムのように、滑り止めや保護の目的でも使用できる。
- 2kgの物まで支えることができる。*下の注意事項も参照
活用方法
YoutubeでSugruと検索をかけると、たくさんのアイデア動画で見ることができる。また、磁石や他の道具と一緒に使うことで、用途の幅を広がる。今のところ、私たちは洗面所の歯ブラシかけとドライヤーをかけられるものをつくる予定。
見せる収納が好きで、壁にフックを貼って鞄などをかけて収納している。Sugruを使えば、見せる収納の幅も広がりそう。
下のリストはインターネット上で見つけられるSugruを使うアイデアの一部。
- 携帯の充電ケーブルの補強
- 工具や台所用品の修理やグリップの作成
- 穴の空いた靴の修理
- ハサミの刃を収めるケース
- 自作イヤーピース
- 包丁など鉄物を壁にかける(磁石とSugruで壁につけて)
Sugruの活用方法はその人のアイデア次第。実際に歯ブラシかけやドライヤーかけができた時は実際の使用感も書く。
使い方
使い方もいたってシンプル。たったの2ステップのみ。
- 粘土のようにこねて、好きな形を作る
- 24時間放置して硬化させる
剥がし方
剥がし方も簡単で、たったの3ステップ。
- 鋭利なもので大部分を削り取る
- 爪などで残りを削る
- 乾いたティッシュなどで拭き取る
下の動画は公式サイトにある剥がし方のデモンストレーション動画。簡単に跡を残さずに剥がせるが、鋭利な刃物を使う必要がある。自分で問題なく剥がせるかを、事前に動画で確認しておくことをおすすめする。
注意事項
- 硬化させて使うため、紙粘土のように使用期限がある。私たちは2017年12月に購入して、2018年1月に受け取り、使用期限は2018年11月だった。冷蔵庫に入れることで、使用期限も伸びるとのこと。Amazon等では古いモデルが売られており、受け取った時にはすでに硬化が始まっていたということもあるようなので注意。
- 強度のあるオリジナル版と肌に優しいファミリーセーフ版の2種類がある。用途によって、使い分けると安心。
- 公式サイトには、オリジナル版のみ2kgまで支えられるとの表記があるが、そのためのSugruの使用量や形については一切触れられていない。そのため、2kgギリギリの物を支える用途での使用は、オススメしない。軽いものから始めて耐性を自分でチェックしながら、重いものを試そう。
- 剥がす時は刃物で削り取る必要があるので、壁などを傷つけないように注意。
まとめ
生活をシンプルにするためのアイデアを常に考えているシンプリストやミニマリストにとっては、最高のアイテムSugru。見せる収納との相性も抜群で、用途は使う人の想像力次第。DIYが好きな人には痒いところに手が届くアイテムでもあると思う。
Sugruを使うことで、シンプルで立体的な部屋を目指してはいかがだろうか。