ノート・メモの電子化のすすめ

今までに書いたメモをなくしたことはないだろうか。またはノートに取った箇所が見つからなかった経験は?

学校でも仕事でもノートやメモを取ってきて、無くしたこともあるし、書いている箇所を探すためにページをめくることに時間を費やしたこともある。しかし、ノートとメモを電子化することによって、多くの面で効率化ができた。

ノート・メモの電子化には利点が多いが、同じように欠点も存在する。紙で書き留める方がまだ便利だったりする場面も多い。電子化の利点と欠点を理解することで、上手く使い分けができるようにするのが理想。下に思いつく利点と欠点をまとめる。

ノート・メモの電子化のメリット

  • 無くしにくい
  • 軽い
  • 管理が簡単
  • 人と共有できる
  • 検索機能が使える

無くしにくい

メモを取る際、小さいメモ用紙や紙の切れ端に書き込むことがよくある。数枚であれば、管理するのは容易だが、数が増えると、一気に無くす可能性が高くなる。時には無くしたことに気がつかないことさえある。

電子化されたメモなら、無くす可能性も少ない。その上、クラウドで管理する場合は端末を無くしたとしても、別端末からアクセスすることが可能。

軽い

普段からスマホを持ち歩いている人がほとんどだと思う。その場合、スマホさえあれば、ノートやメモ帳に加えてペンすら持ち歩く必要がない。メモアプリのおかげで、通勤・通学カバンが軽くなる。

管理が簡単

学生が科目毎にノートを変えるように、ノート・メモ毎にグループ分けして管理することができる。その上、ルーズリーフのようにグループ間の移動も簡単。

人と共有できる

アプリによるが、人と共有することも容易にできる。実際に会わなくても、メールアドレスさえあれば、共有が可能。また人に編集する権限を与えることも可能なため、遠隔地からでもノートやメモを一緒に作成することができる。

また紙のノートやメモを電子機器を通して共有する場合、書いた後に取り込み作業(スキャンやタイピング)が必要になる。しかし電子化されていると、共有の際の二度手間を省くことができる。

検索機能が使える

冒頭でも書いたように、紙のノートやメモなどで該当する箇所を探すことに時間と取られることがある。しかし、電子化しておけば、検索機能ですぐに見つけることができる。無くす可能性も探す時間も減らせれば、時間をより有効的に使える。

ノート・メモの電子化のデメリット

  • 端末とアプリの起動に時間がかかる
  • バッテリーに左右される
  • 手書きが発展途上

端末とアプリの起動に時間がかかる

メモを取る際には、すぐに書き出して元の作業に戻りたい時も多いと思う。急いでいる時に何か別のことを頼まれた場合、アプリの起動までゆっくりと待つなんてしたくない。ささっと紙とペンでメモを取った方がスムーズに物事が運ぶ場面も多い。

バッテリーに左右される

ノートやメモを取りたい時に、バッテリー切れなんてこともあり得る。普段から充電が切れないように気をつける必要がある。

手書きが発展途上

有料のアプリを使えば、スタイラスで手書きをしたものを文字に自動変換できるらしい。非常に便利な機能だが、まだ手書きを検索に対応させるところまでは一般的ではない。手書きが難しい限り、手で書くことで覚えるという体験ができない。

まとめ

ノート・メモの電子化の利点は多いので、実際に導入している。しかし同時に紙の手軽さも捨てがたい場面が多いのも事実。

現状では、小さなメモ用紙と端末を一緒に持ち歩いて、日をまたぐ必要のないものは紙に、それ以外は電子でという使い分けをしている。

ウィジェットにアプリを置くことで、メモアプリへのアクセスを容易にしているが、それでも、紙の手軽さには敵わない。ウィジェットから直接書き込めて、手書きが文字に自動変換されるのが一般的になれば、その時こそ完全にノート・メモを電子化することができると思う。