シンプリストやミニマリストの持ち物選びの基本は、多機能かどうか。タブレットはダウンロードするアプリの数だけ機能を増やすことができる。では、多くのタブレットの中でなぜiPad miniなのか?またその活用方法とは?
なぜiPad Mini?
iPad miniである理由は主に2つ。
- 7.9インチの小型サイズ
- iOSの認知度と市場シェア
個人的なタブレットの主な使用方法は本を読むこと。通勤電車の中で、片手でも楽に持つことができるiPad miniのサイズが必要だった。サイズが大きいと、片手で操作することが難しくなる。また、Microsoft Officeのアプリを使用する場合、10.1インチより大きいタブレットでは無料で使える範囲が制限される(*)。
*2017年11月28日時点で、App Storeの説明欄にiPad Pro(10.5インチ以上)でも無料で表示は可能とのこと。ただし、ファイル作成や編集に関しては、Office 365サブスクリプションが必要。10.1インチ以下の端末でも、すべての機能を無料で使えるわけでは
なく、制限なく使うためには、同様にOffice 365サブスクリプションが必要。また、すべての無料使用は「非商業的な使用目的」に限られる。
次にiOSの認知度と市場シェアの大きさ。iOSにしか対応していないアプリやアクセサリーも多く、ソフトとハードの両面での拡張性で有利。
iPadの活用方法
現在の主な活用方法は以下。
- 読書
- インターネット
- 写真撮影用ディスプレイ
- 写真の現像と加工
- カラーメーター(写真撮影用)
- 写真のアルバム
- ノート
- 動画視聴
- 書類の作成
- スキャナー
- 旅行計画
- セキュリティー管理
- ハードドライブ
今後使いたい活用方法。
- 外部モニター
読書
Kinoppy・楽天マガジン
今では購入書籍のほとんどが電子書籍のため、家から本棚がなくなった。
電子書籍のおかげで、海外でも日本の本を簡単に入手することができる。また、雑誌の読み放題サービスを使えば、海外にいながら日本の雑誌を読むこともできる。
インターネット
Safari
リーディングリスト機能を使えば、オフラインでも読める。また、共有リンク機能を使えば、RSSリーダーとしても利用可能。
写真撮影用ディスプレイ
PlayMemories Mobile
Sony製のカメラとwifiで接続すれば、リモコン代わりになる。また、撮影前に7.9インチの大画面で細部まで確認できるので、ピント合わせも簡単。
写真の現像と加工
Lightroom・Photoshop Fix・Phonto
今までは帰宅後にパソコンで現像していたが、今では撮影現場で現像までできる。
用途別の写真加工もiPadで行なえる。単純な加工作業はパソコンでするより、iPadのアプリで作業する方が早い。
*iPadのディスプレイはキャリブレーションできないので、用途によってはパソコンでの現像も必要。
カラーメーター
Light Meter
Lumu Powerなる外付けのカラーメーターを接続し、撮影の際の色温度を測定。端末も小さいので、持ち運びにも便利。
写真のアルバム
Googleフォト
一元的に保存した写真を見返すのに使用。いつも使う端末で写真を見返すことができるので、撮った写真を見返す機会も増えた。
ノート
OneNote
複数の機器間での同期が可能。家族で情報を共有する必要がある際にも便利。
動画視聴
VLC
iPadの画面で視聴する他に、Apple TVに接続して、テレビで動画を見ることも可能。
書類作成
Keynote・Excel・Word
プレゼンにはKeynote。表計算にはエクセル。文書作成にはワード。iPadを仕事で本格的に使うようになれば、モバイルプロジェクターと共にプレゼンに使用できる。その上、スタイラスを使えば、資料の添削もできる。
スキャナー
Office Lens
紙の書類を電子化するために使用。スキャンした書類はOneDriveに保存して持ち歩いている。
旅行計画
Google マップ
マイマップ機能を共有し、各自行きたい場所を適宜入力できるようにしている。地図上で場所を確認しながら旅程を組めるし、リンクを含む情報も追記できるので、すべての情報をまとめられる。
セキュリティー管理
1Password
パソワード管理に使用。希望する条件に応じて、ランダムなパスワードも自動生成してくれる。
ハードドライブ
Dropbox・OneDrive
最新のiPadなら512GB版がある。4ヶ月の旅行中、1万枚以上の写真と動画も多数撮ったが、それでも1TBちょっと。大容量のiPadがあれば、ハードドライブの必要がなくなる。
現在は16Gモデルを使用しているので、クラウドも使用することでスぺースを確保している。また、クラウドに保存したファイルも、必要に応じてオフラインで使用できるようにしている。
Dropboxは機器間のデータの中継地点として、OneDriveは書類や文書の保存先として使用している。OneDriveではPDFに署名や追記もできるので、紙を印刷する必要がなくなった。
今後使いたいと思う機能
外部モニター
Duet Display
iPadを外部モニター化することができる。iPadがキャリブレーションに対応すれば、写真を見比べながら現像してみたい。
まとめ
iPad miniである理由と活用方法をまとめたが、今後開発されるアプリ次第で、もっと活用方法が増えていく。すでに一般的な用途の多くをiPad miniで行えるので、ライトユーザーであればパソコンの代わりとして使える人も多いと思う。
iPadをお持ちの方は、活用方法を今一度見直してみてはどうだろうか。また、まだお持ちでない方には自分の使用方法を熟考の、上購入の検討をすることをおすすめする。