DropboxとOneDrive:おすすめの無料クラウドアプリ

クラウド

スマホの容量がいっぱいになって写真が保存できなくなったことはないだろうか。持ち物のカテゴリーを見てもらえば分かるが、買う時にケチったiPhone 5iPad mini 2はともに16GB。そのため、以前は頻繁に「空き容量がありません」の表示を眺めていた。

シンプリストを目指す中、データを断捨離したので、空き容量に悩むこともなくなった。それでも、動画を撮ったり電子書籍をたくさんダウンロードすれば、16GBなんてすぐになくなってしまう。

そのためにデータのバックアップも兼ねて、タイトルにあるDroxboxとOneDriveのクラウドを使用している。

クラウドとは

まず初めに、クラウドとはインターネット上にデータを保存できるサービスのこと。多くの場合、5GBなどの小さい容量であれば無料で使用することができる。有名どころでは、DropboxやOneDrive(マイクロソフト)の他に、iClould(アップル)やGoogle Drive(Google)などがある。iPhoneなどのiOS端末を使用している場合、iCloudにバックアップでお世話になっている人も多い。クラウドをバックアップとして使用する利点については、データ管理への考察を参照してほしい。

私の場合、一番増えやすいデータは写真と動画。この2つについてはGoogleフォトという写真や動画に特化したクラウドサービスに保存しているので、DropboxとOneDriveにこれらのデータは保存していない。

DropboxとOneDriveの簡単な特徴を踏まえながら、私の各クラウドの使い分けを紹介する。

Dropboxとは

Dropbox社が提供しているクラウドのパイオニア的存在。アカウントを作成することで、2GBを無料で使うことができる。

Dropboxの何よりの利点がそのマーケットシェアと知名度。メインのクラウドとして使っている人も多く、データを共有する敷居が低い。またシェアの大きさゆえに、多くのアプリでDropboxと連携させることができる。例えば、Adobe AcrobatというPDFを管理編集できるアプリでは、連携後Adobe AcrobatからDropbox内にあるデータに直接アクセスできる。アプリ間でデータを受け渡すステップがなくなることで、作業を効率化が可能。

共有と連携に便利なので、Dropboxは共有が必要なデータや連携できるアプリで使うデータなどを保存している。例えば、自炊した電子書籍をDropboxに入れておき、連携させたKinoppyという電子書籍リーダーに読みたい時だけダウンロードするといった使い方。言い換えれば、データの交差点のような使い方で、いろんな人や端末がアクセスを必要とするデータを入れている。

OneDriveとは

Microsoft社が提供しているクラウドサービス。アカウントを作成することで、5GBを無料で使用することができる。

OneDriveはMicrofsoft社が運営しているだけあって、Microsoftオフィス系のファイルの管理がしやすい。OneDriveにファイルを保存しておくだけで、ExcelやWordやOneNoteといったアプリから簡単にファイルにアクセスすることができる。しかも、アプリさえダウンロードしておけば、スマホからでもタブレットからでもアクセスできる。パソコンからはブラウザーを使ってアクセスする。

人との共有も簡単で、閲覧とダウンロードだけならアカウントを持っていない人とも共有可能。私たち夫婦はエクセルで作った家計簿をOneDriveに保存し共有している。そのため、お互いの端末から同じ家計簿のファイルにいつでもアクセスすることができる。

オフィス系アプリとの親和性が高いということで、オフィスアプリで作成した書類以外にも大事なPDFなどの書類関係全般をOneDriveにまとめて保存している。

まとめ

もし今までクラウドを使用したことがないのであれば、試してみることをおすすめする。Dropboxは初めての人にも使いやすく、使用している人も多いのでおすすめ。オフィス系のアプリを使う人にはOneDriveは必需品。

DropboxとOneDriveの他に、写真と動画用にGoogleフォトと合計3つのクラウドを使用している。これらクラウドのおかげで、16GBというサイズのスマホやタブレットでも容量の心配をする必要が全くない。しかも、その恩恵を無料で受けている。

自身のデータの扱い方を見直した上で、クラウドを使用すれば、物を減らすことができるし、作業の効率化もできる。荷物を整理するように、クラウドを使って、データの整理をしてみてはいかがだろうか。