iPad mini 2を使い続けて5年。すべての動作が重く、16GBの制限にも限界が来ていた頃にようやく新型のiPad miniが登場。iPad mini 2を長い間使い続けてきたおかげで、自分に必要なモデルはすぐに分かった。
なぜiPad miniなのか?なぜ容量の多い256GBなのか?また、なぜセルラーモデルなのか?ということを、実際の活用方法と照らし合わせながら紹介する。
なぜiPad Mini?
まずは大前提として、なぜ他のタブレットではなくiPad miniなのか。iPad mini 2の記事の繰り返しになるが、その理由は主に2つ。
- 7.9インチの小型サイズ
- iOSの認知度と市場シェア
通勤電車の中で、片手でも無理なく持つことができるサイズ。また、Microsoft Officeのアプリ等、画面サイズが大きいと機能に制限がかかることも(*)。
*ディスプレイのサイズが10.1インチ未満のタブレットでは無料でファイルの作成や編集ができる。10.1インチ以上では無料なのは閲覧のみ。
泣く子も黙るApple製iOSの市場シェアのおかげで、iOS端末にしか対応していないアプリやアクセサリーも多い。そのため、ソフトとハード面ともに機能を拡張しやすい。
iPad miniの活用方法
現在の主な活用方法は以下。
- 読書(本、漫画、ニュースなど)
- インターネット
- 写真関係
- 写真撮影用ディスプレイ
- カラーメーター(写真撮影用)
- 現像と加工
- 写真アルバム
- ノート
- 動画視聴
- 書類作成
- スキャナー
- 旅行計画
- セキュリティー管理
- ハードドライブ
読書
電子書籍は保管場所も必要なく、荷物を増やさずに好きなだけ本も漫画も持ち歩ける。通学カバンいっぱいに漫画を詰めていたのも今ではいい思い出。
また電子書籍だと、海外からでも日本の本を買うことができる。雑誌の読み放題サービスを使えば、どこからでも気軽に日本の雑誌を楽しめる。
インターネット
iPad miniだと軽量なので、場所を問わずにインターネットに接続できる。横向きに使えば、たいていパソコン用の全画面サイトを閲覧できる。
Safariのリーディングリスト機能を使えば、オフラインでも読むことができる。IFTTTと連携すれば、オフラインでも読めるRSS。
アプリ:Safari
写真撮影用ディスプレイ
ミラーレスカメラで写真を撮るのが趣味。7.9インチの大画面で撮影中に確認すれば、家でパソコンで確認して落ち込むということもない。またカメラの液晶が見えないアングルで撮影する際にも重宝する。
遠隔操作できたり、簡単なプログラムを組んで、自動で撮影させたりとカメラにはない機能を補完することも可能。
アプリ:Cascable
カラーメーター
外付けのカラーメーターをLightning端子から接続することで、撮影時に色温度を測定できる。外付け端末も小さく、持ち運びにも便利。
アプリ:Light Meter
写真の現像と加工
帰宅後にパソコンでしていた現像が、今では撮影現場で現像までできる。撮影した景色をその場で確認しながら、現像することも可能。
写真の加工も含め、タッチパネルの方が楽な作業も多い。画一的な写真の加工であれば、ショートカットアプリを使って自動化もできる。
唯一の難点はiPadのディスプレイはキャリブレーションできないこと。
アプリ:Affinity Photo・ショートカット
写真アルバム
パソコンよりも気軽に使えるタブレットはアルバムとして最適。AirPlayを使えば、テレビに写真を映すこともできる。テレビなら、家族みんなで楽しめる。
iOSの写真アプリは現像や加工が必要な写真の保管場所として使って、Googleフォトをアルバムとして使用している。詳細は下のアプリの記事を参照。
アプリ:Googleフォト
ノート
iOS機器間での同期が可能。家族や友だちと共有もできる。以前はOneNoteを使用していたが、iOS純正メモアプリに移行。詳細は下のアプリのの記事を参照。
アプリ:メモ
動画視聴
iPad miniだと片手で持てるので、通勤電車の中でも動画を見ることができる。スマホよりも画面が大きいので、字幕の文字が潰れて読めないなんてこともない。外国語の勉強もはかどるはず。
アプリ:VLC
書類作成
プレゼンにはKeynote。表計算にはエクセル。文書作成にはワード。モバイルプロジェクターとともに使えば、プレゼンをすぐに始められる。スタイラスを使えば、資料の添削も簡単。
家計簿をエクセルでつけているので、無料でiPadから編集している。
アプリ:Keynote・Excel・Word
スキャナー
紙の書類を電子化するために使用。OneDriveを使って書類をスキャンし、そのままOneDrive上に保存。
アプリ:OneDrive
旅行計画
マイマップ機能を共有し、家族各自行きたい場所を適宜入力するようにしている。地図上で場所を確認しながら旅程を組めるし、リンクを含む情報も追記できるので、すべての旅行情報を一元的にまとめられる。
アプリ:Google マップ
セキュリティー管理
パソワード管理に使用。希望する条件に応じて、ランダムなパスワードも自動生成してくれる。無料版でデータをiCloudを上で保存しているため、端末間の共有も可能。
アプリ:1Password
ハードドライブ
256GBを購入した理由がこれ。普段使いのハードドライブとして使うのには心許ないが、旅行中に使用する分には十分。この容量のおかげで、旅行にパコソンとハードドライブを持っていく必要がなくなった。使用しているSDカードが128GBなので、一回分以上の写真や動画をiPad miniに移すことができる。
一度4ヶ月の長期旅行をした時も、1万枚以上の写真に動画もたくさん撮ったが、それでも1TBちょっと。1ヶ月ぐらいの旅行なら256GB+128GBもあれば十分。それに容量が足りなくなったら、オンラインストレージも使用できる。
アプリ:Dropbox・OneDrive
まとめ
よく情報を得るのに最適なタブレットと言われるiPad mini。個人的には、プロが使える道具ではないかもしれないが、身軽さを武器にどこでも趣味の制作を楽しめる端末だと感じている。またAppleの言うようなパソコンの万能さはないが、用途がハッキリとさえしていれば、パソコンの代わりになりうる端末。
ここ数年Appleのイベントのたびに、新型のiPad miniを期待してはがっかりするの繰り返しだったが、ようやく念願の大容量のiPad miniを手に入れることができた。正直いうと「iPad mini Pro」的な端末だったら、もっと嬉しかったが、今の活用方法では今回のiPad miniでも必要十分。
最後に、なぜセルラー版なのかというと、キャリアの割引で安かったから。でなければ、WiFi版を買うつもりだった。